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ウサギさんの子宮 [治療]

こんにちは

 小春院長です

予防のシーズンですね

特に今年はダニの出始めが早かったようで

3月からダニに咬まれて来院されるワンちゃんがいらっしゃいました

温かい日がありましたからね

 

それとは関係ありませんが

当院では例年に比べ、年明けからウサギさんの手術が多いです

中でも多いのが子宮の手術で

5件中4件は子宮の癌でした

1件は残念ながら手術に耐えられずに

麻酔中に亡くなってしまいましたので検査をしておりませんが、

子宮水腫の原因が腫瘍も絡んでいることも多く

怪しいとは思っております

DSC07294.gif

お腹の中のほとんどが子宮で腸管も圧迫されていたためか

かなり退縮してしまっていました 

DSC07300.gif 

 

いずれのウサギさんも年齢は若いとは言えず

麻酔と開腹手術ということに

オーナー様も悩まれていましたが

術後はお腹の痛みが取れるためか

元気にしている子たちが多いようです

 

DSC07259.jpg

陰部からの大量の出血を起こしたため

診察当日にそのまま緊急手術になった子です 

DSC07260.gif

DSC07261.gif

 片側に血が溜まっています

 

DSC07339.gif

DSC07340.gif

同様に陰部からの出血が認められた子です

この子は出血量は少なかったので事前に手術の準備を進めて

手術に成りました

 

DSC07392.jpg

DSC07389.jpg

この子は陰部からの出血などは認められなかったのですが

乳腺が張っており子宮も大きくなっていること

今後年を重ねるごとに麻酔をかけにくくなることから

オーナー様も思い切って決断されました

 

ウサギさんの避妊手術に関しては

色々と病院によって考え方が異なり

病気でもないのにお腹を開けるのは可哀想なのでと

避妊手術をお勧めにならない病院さんも多いのですが

ウサギさんの子宮疾患は多いということ

癌は肺転移を起こしやすいということから

当院では腹腔内脂肪の付く前

8ヶ月齢前に手術を受けていただくと負担が少なくていいのではないかと

ご案内させていただいています

 

全身麻酔のリスク

術後の立ち上がり

ケアの難しさ

など

ウサギさんの手術には悩ましいことが多いですが

ご相談しながら進めていけたらと考えています

 

 

 

 


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ほんとうに [治療]

筆不精にて

久しぶりのアップです

 

ココのところ大気が不安定で

天気も大変なことになっているためか

体調を崩したり、お腹を壊しているワンちゃんが

よく来院されます。

 世間はお盆休みなので

動物病院も開いているところが少ないため

当院も珍しく混み合っていることが多かったです

ご来院された方にはご迷惑をおかけいたしました。

 

今日は先日頭のおできを手術した

『ゆず』ちゃんのご紹介です

 

ゆずちゃんはお外にお出かけするらしいのですが

ある日にお散歩から帰ってこられてから

怪我をしていて、その後その場所が腫れてきた

ということで当院を受診されました

 

違和感はあったものの

腫れもひどかったため

抗生物質と抗炎症剤の治療をしたのですが

腫れが引いてきても、

中に硬いものが触れるため

手術になりました。

 

DSC06919.jpg 

 眼の上が腫れてますね

 

DSC06920.jpg

切開したところです

何かの頭が出てきました。

 

DSC06921.jpg 

結構長い木の枝です

 

DSC06922.jpg

 こんなの出ました

 

DSC06924.jpg

皮膚を縫合して終了です

 

DSC06925.jpg

長いですね

実に3センチ弱もありました

 

これが眼の脇に刺さっていたと

眼に当たらなくて幸いといったところでしょうが

お外に行くとそれなりにリスクがあります。

 

最近交通事故の個体は減って来ましたが

やはり、お外に行かれるネコちゃんは

危険が多いので

家飼いができるのなら

うちの中のほうがいいですね

 

野良猫のいない町というのも

寂しい気もしますが

 


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涙やけ対策 [治療]

こんにちは

小春院長です

 

やっぱり定期的に更新することは

難しいものですね (^-^;

ブログがなかなかアップできません

 

今日は

先日去勢手術を受けた

『ミルク ちゃん』

のご紹介です

 

ミルクちゃんは最近

涙やけが気になるそうで

何とかできないかということで

ご相談頂きました。

今回は、全身麻酔をかけることもあって

「鼻涙管洗浄」

してみましょうということになりました。

 

鼻涙管とは

上下の瞼の内側にある穴から

鼻まで

涙を流していく管です

僕達も涙を流すと

鼻水も出ますよね

 

この管が

生まれつき無い

詰まっている

ようなことがあると

鼻に涙が流れていかずに

外に溢れてくる

そして涙やけがひどくなる

と言ったケースがあります。

生まれつき無い場合は

致し方ないところもありますが

詰まっているだけなら

つまりをとってあげると

わずかながらよくなるケースもあるので

今回は『洗って』見ることになりました。

 

 去勢手術は無事に終了し

いよいよ、今日のメインイベントである

「鼻涙管洗浄」です

 milk1.jpg少々涙やけしてますね

 

ミルクちゃんは両目とも上の鼻涙管は

抵抗もなく簡単に生理食塩水が通ったのですが

両目ともに下側の鼻涙管は

少々詰まり気味で

なかなか硬く

押し出すと白いものがちょっと出てきました。

おそらく分泌物が固まったものや

炎症産物が詰まっていたのでしょう

milk3.jpg

ビニール製の管を指しています 

milk2.jpg刺さっているところです

milk.jpg 

アップ

 

つまりがとれた後はスムーズに

生理食塩水を通すことができるようになりました。

 milk5.jpg押し込んでいます

milk4.jpg反対側です

 

涙やけは

色々な原因があり、

下眼瞼に溜まった涙が

鼻涙管から鼻腔内に抜けずに

外に漏れ出してくることから起こります。

ミルクちゃんもつまりの解消だけで

良くなるかどうか

少し経過を見ていく形になります。

 

キレイになるといいですね (*´∀`*) 

 


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うさぎにちゅうしゃ [治療]

お久しぶりです

こはる院長です

 

いやぁ、最近は

全く更新されないブログと化してしまいましたね(^_^;)

ついつい、筆不精なもので

 

昨日の夜、

仕事が終わって自宅に帰ると

家のウサギさんの「艾ちゃん」が

「ウムっ」って顔つきでうずくまっていました。

いつもはペレット入れに前足をかけて

おねだりのポーズを取るのですが

昨夜は全くそんな気配はありません

 

試しにお腹を触ってみると

胃の中に食べ物がもたついているような感じで

たっぷり入っていました。

特に痛みはなさそうでしたので

胃腸を動かす注射をうって

様子をみることにしました。

これまでも季節の変わり目とか

度々こんなことはあったので

早めの処置ですね

 

昨夜から今朝にかけては

全くといっていいほど

ご飯を食べていなかったので、

早速朝も追加で注射です

 

昼にかけて、牧草はよく食べた様子で

御昼休み中にはペレットも要求するようになりました。

ただし、まだペレットを与えるには早いかと…

もうしばらく我慢してもらいます。

 

今回のように

ウサギさんも食欲の低下が見られた瞬間に

早め早めで処置を開始すると

ほとんど重症化することなく(原因によりますが)

食滞を防ぐことができます。

完全に便が出なくなったり

食べなくなってからでは

次に腸管が動き出すまでに

大変な労力を必要とすることが多いので

異変に気がついたら早め早めの処置を

お勧めしています。

 

気温が上下しますので

人も伴侶動物も

体調管理には気を配りたいものですね

 

 


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一時休戦 [治療]

こんにちは

 小春院長です


クリーンカーテンが

ちょっと微妙なところでとまってしまいました

ゴーやさんの元気が足りません

プランターが小さかったんでしょう (;´∀`)


今日はネコの「ミカン ちゃん」

です


 ミカンちゃんはたくさんネコちゃんのいるmikan.jpg

オーナー様のおうちの末娘として

昨年お迎えされました。

 お迎えされての健康診断の検査で

ネコ白血病ウィルスに感染していることがわかりました。

お迎えにあたり、先住ネコさんたちに

感染してはいけない

ということで

しばらくの間は『自宅内隔離』

していたのですが

元気盛りのミカンちゃんを

何とか家の中で自由にさせてあげたいと

他の先住ネコさんたちにネコ白血病予防もできる

5種類混合ワクチンを接種して

晴れて自由のみになったのです


しかし、相手は白血病ウィルス

なかなか甘くはありませんでした

白血病こそ発症した訳ではないのですが

『リンパ腫』

になってしまったんです。


ミカンちゃんのリンパ腫は

胸に水の貯まってしまう

『前縦隔型リンパ腫』

というもので、

白血病ウィルス保有のネコちゃんでは

最も多い形です。


ミカンちゃんはウィルスキャリアーであることもあり

抗癌剤によって得られるであろう

『完解期』

は普通の子達よりも短いと考えられましたが

オーナー様のご決断により

抗癌剤治療に入ることに成りました


ミカンちゃんの抗癌剤に対する反応はよく

抗癌剤2週目には全胸部の影は

レントゲンに映らなくなりました


その後も抗癌剤の副作用も

それほど強くは出なかったため

予定通りの抗癌剤治療を進めることができました


先日、最終の抗癌剤を摂取して

これで暫くの間は嫌いな病院に来なくてもいい

 自由の身です


今のいい状態がどれだけ続くことができるのかは

わかりませんが

なるべく長く続いてくれると

いいなぁと

願うばかりですね


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お通じが [治療]

こんにちは (^-^*)/

小春院長です。

今日も暑いですね

木蓮も散歩ではバテバテでした。

気温の変動でお腹の調子を崩すワンちゃんの多い中

先日来院されたネコちゃん「あずき ちゃん」

のご紹介です。

azuki5.jpg

azuki6.jpg

あずきちゃんは二日ほど食べないこと

嘔吐してしまったことを主訴に来院されました。

触診してみると、お腹の中には便がいっぱいです。

念の為にレントゲンを取って確認してみたところ

お腹いっぱいに詰まっています。

『便秘』 ですね

あずきちゃんは以前に避妊手術を行った際に

左足の可動域が異常に狭かったため、レントゲンを撮っています。

その時に左足の大腿骨頭が変形していることと

骨盤が一度折れたような跡があり、

わずかに骨盤腔内が狭くなっていることは確認されていたのですが

症状が出るような狭窄ではないと思っていました。

しかし、今回便秘の解消として 『浣腸』

したんですが、その際便を用手法で掻きだす時に

やはり、骨盤腔がかなり狭いことが確認されました。

今回の重度の便秘もこれが原因なのではないかと思います。

azuki.jpg以前のレントゲンです

azuki2.jpg便は少ないですね

azuki3.jpg今回のレントゲンです

azuki4.jpg便が詰まっていますね

浣腸の後、排便するときに

「うなぁ!」

っと声をあげながらしていたので

排便時に疼痛が伴っているんだろうと思います。

azuki7.jpg苦労のかいあってたくさん出ました

骨盤腔の狭窄はなかなか治すことが困難なため

これからはウンチが出やすくなる『処方食』

食べていってもらうことにしました。

最近出た ROYAL CANIN さんの

『消化器サポート 可溶性繊維』

cp_fibre.jpg

 

これはいいですよ

便秘症のネコちゃんで

効果が出ています。

劇的と言っていいほどです

これまでは下剤を飲んだり、

たまに浣腸したりしてコントロールしていた

重度の便秘症のコたちも

これ食べるだけで便が出るんですよ

軽めの症状の子は少し普通のフードを混ぜ込んでも全然平気です

(推奨はしませんが)

 

あずきちゃんもこれが最初で最後の浣腸になるといいですね


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お腹の中に残って… [治療]

こんにちは
小春院長です

最近だんだん暖かくなってきましたね。
近所では「ノミ」や「ダニ」

発生してきたみたいです。
よくお散歩に出かけるワンちゃんは予防のお薬を
つけたほうがいい時期になってきました


今日はスコティッシュ・フォールドの
「こたろう ちゃん」
のご紹介です

kotarou5.jpg

こたろうちゃんはそろそろ半年齢になるので
予防の意味も込めて去勢手術に来院されました。

ところがこたろうチャン
左側の睾丸しかありません。

kotarou4.jpgまじで?

右側はいわゆる「潜在精巣」または「陰睾」
という状態でした。

ワンちゃんではたまに見られるのですが、
ネコちゃんではなかなかみられることがない
もしくはなかった状態です

純血種 というのがポイントなのかもしれません。

こたろうチャンは
皮膚の下を探してみても「睾丸」らしきものが見つけられませんでした。
ネコちゃんの場合は「皮下陰睾」は少なく
大抵の場合で「腹腔内」
にあるので、今回もそうではないかということで
開腹手術を行うことになりました。

ただし、ネコちゃんの陰睾はなかなか見つけられない
こともあることをご説明させていただきました。

さらにこたろうチャンは心臓からも「心雑音」が
聴取されていることから
術前にレントゲンで心臓の大きさをチェックしました。

レントゲンで見ると
やや、気になる陰影ではあるのですが
概ね問題ないと判断し、手術決行となりました。

こたろうチャンの場合はまだ成長期であること
聞こえてきている雑音が
「収縮期駆出性心雑音」
であることから、「生理的」な雑音である可能性も考え
今後は経過を観察していくことになります。

kotarou3.jpgネムイ
kotarou2.jpg寝てしまった
左側の精巣は通常の術式で切除し、
kotaroujpg.jpg
右側の精巣は腹腔内より精管を辿って引っ張ってきました。
kotarou10.jpg精管を引っ張っています
kotarou9.jpg発見しました

陰嚢に収まらず、腹腔内に居残っていた精巣は
通常のものよりも小さいです。

kotarou7.jpg左がお腹の中のもので

kotarou8.jpgお腹を縫合して
kotarou6.jpgおめざめです


以前にワンちゃんの潜在精巣の手術をご紹介しましたが
ネコちゃんの場合もワンちゃんと同様に
病気になりやすいこと
造精機能はなくても
ホルモンは出すこと
から、若いうちにとってしまうことをおすすめしています。

ネコちゃんのスプレー行動…
やられると結構大変なんで
これでこたろうチャンも安心ですね

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結晶 [治療]

こんばんは

小春院長です。

なんだか最近暖かい日があったり、寒かったりと

ちょっと落ち着かない感じですが、

冬の晴れ間、ちょっと気分もいいですね


今日はモルモットの「チビ ちゃん」のご紹介です。

tibi10.jpgお腹が大きいですね

tibi9.jpg上からです


最近お腹が大きくなってきて、

何か悪い病気なのではないか、、、と

心配されたオーナー様がお連れになりました。


実はチビちゃんは以前にご紹介したチョコちゃんのお家に新しく

お迎えされたモルモットさんだったのですが

2匹とも男の子と言うことで同居していました。

ところが診察してみると明らかに女の子です。

お腹を触診すると、子供の頭骨と思しきものが触知できます。

超音波を当てて確認すると

子供の心臓が動いているのが確認できました。

間違いなく妊娠なので

後日レントゲンをとりましょうということにして診察を終えました。


オーナー様は病気では無く、安心し、

同時に妊娠であるという事実に驚き・戸惑い・喜んでいらっしゃいました。


チビちゃんは若いのであまり心配要らないと思いますが、

モルモットさんは帝王切開になることも多いことをお伝えしたと同時に

今後は仲のいい2匹を別々に飼っていかないと

どんどん子供も増えていくことや、連続した妊娠で「妊娠中毒」にかかる

可能性があることもお伝えしました。 


後日、チビちゃんの健康状態には問題が無いということで

レントゲンを撮りました。

tibi15.jpgtibi16.jpg

胎児はかなり大きくなってきており、

どんどん大きくなるようだと

骨盤腔を通れなくなるかもしれないこと

生まれる時期が近いのではないかということを

お伝えしました。


それからしばらくしても胎児は生まれてこず

どんどん膨らんでいくお腹に

オーナー様の不安も膨らんで

陣痛も微弱そうであることや、胎児の大きさから

帝王切開に踏み切ることになりました。


tibi11.jpgお父さんも付き添いでやってきました。

手術前に点滴の注射を打ち、

ガス麻酔をかけて、、、いざ手術です

tibi8.jpgミニサイズモルモットですね


これ以上の出産を望まれないことと

今までどおりに2匹一緒に飼っていきたいというオーナー様の希望から

避妊手術も同時に行っていきました。


tibi7.jpg卵巣子宮摘出手術です


子供を取り出した後、

一気に腹圧が下がるために血圧が下がり、

一時的にチビちゃん自体の呼吸も止まりかけましたが、

麻酔師の適切な麻酔管理により再び力強い呼吸に戻り

無事に手術を終え、覚醒することが出来ました。


tibi6.jpg何だコレ??

tibi5.jpg??


麻酔から覚醒後のチビちゃん

子供を眼にしても状況が飲み込めない様子

とっても不思議そうな顔をしていました。

本来なら生まれてすぐに「初乳」という

抗体や、その他もろもろ重要なものの含まれたお乳を飲ませないと

いけないのですが、チビちゃんは

まったくといっていいほど乳腺が張っておらず

搾っても出ませんでした。


tibi3.jpgむぐむぐ

そのままにしておくわけにも当然いかず

人の手で哺乳しています。

tibi4.jpg一時仮部屋に

tibi2.jpgお父さんと一緒のケージに帰りました

tibi.jpgお父さんも一緒に


一番小さい子でも75gとそれほど

小さいわけでもなかったのですが、

お母さんがお乳をあげられない場合は生存率が低くめです…

せっかく生まれた愛の結晶

何とか無事に育っていってほしいと思います。


とりあえずは次の診察時にチビちゃんが元気で

またお目にかかれるといいなぁと


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失くしもの [治療]

おはようございます

小春院長です

まだまだ雪が振りまくりですね

今日の雪も積もりそうです。

先日「断尾」の手術をした「こたろう ちゃん」です

kotarou5.jpgおおきいです

こたろうちゃんは昨年末にお外で喧嘩をしてきたらしく

尻尾が化膿して来院されました。

その時には尻尾の先端部付近で骨折も起こしているようでしたので

その部位からの『断尾』手術を受けることをお勧めしました。

まずは抗生物質で様子を見てみると言う事になり、

治療をしていたのですが、

年明けしばらくして

再び尻尾を『噛まれた』らしく

再度化膿してしまいました。

尻尾の先端部は骨折部位から先と

体側に向けて少々の部位が『ミイラ化』しており、

kotarou3.jpg黒色変化して硬いです

『断尾』手術をすることになりました。

手術前に毛を刈ってみると 

化膿していた部よりもさらに体側に咬傷があったため

当初予定していたよりもシッポが短くなってしまいました。

kotarou4.jpgなくした尻尾です

kotarou2.jpgおしりです

kotarou.jpgピコピコしっぽを振ります

長かった尻尾はかなり短くなり、

ちょっとバランスが取りにくいかもしれません…。

kotarou6.jpg術後

kotarou7.jpgカラーが不服そうです

これ以上の喧嘩も困るということもあり、

今回は去勢手術も同時に行いました。

傷が治るまでは首に『エリザベスカラー』を

巻いて生活になるため、

『お散歩』厳禁です!!

 

お外には危険がいっぱいあるので

できたら出ないでいられるといいのですが

こたろうちゃんには難しいかもしれませんね…。


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続・続 中毒?? [治療]

こんにちは

小春どうぶつ病院 院長です

今日もいい天気ですね。

絶好の洗濯日和です。

家も布団を干しました。

 

先日からお伝えしていた「ブッコ ちゃん」

元気に歩き回るようになってから

なかなか自分でご飯を食べず、自宅に帰ってみたり

入院してご飯を食べさせられたり

を繰り返していたのですが、

先週末から自力でご飯を食べるようになりました。

ここまで時間はかかりましたがこれでもう一安心です。

ただし、まだ安定して食事を摂っていってくれるかどうかはわかりませんので

たまに通院しながら体重の増減を経過観察していくことになります。



ここまでくるまでに、我慢強いオーナー様のサポートと

病院スタッフの献身的な介護に助けられました。

今はがりがりに痩せてしまった「ブッコ ちゃん」ですが

今度体重測定に来るときまでには少しでも太ってきてくれるといいなぁと

思っています。

 


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