椎間板ヘルニア [治療]
小春どうぶつ病院 院長です
4月末だというのに何か寒いですね。
今年の天気はなんだかちょっと変な感じです。
今日は先日より「椎間板ヘルニア」の治療に通院中の「ベル ちゃん」
をご紹介したいと思います。
近年「ミニチュアダックスフンド」が人気になり、飼育頭数が増えたこともあって、「椎間板ヘルニア」は一気に身近な病気になりました。
病態は「軽い」ものから「重い」ものまでさまざまです。
「ベル ちゃん」は夜間に「痛くて辛そう」と言うことで来院されました。
腰はかなり痛そうでした。
幸いにも「ヘルニア」の症状としては軽く、歩けはしないものの足の感覚は残っている様子でしたので、オーナー様との相談の結果、「内科」療法で治療を進めることになりました。
今回は即効性の高い「水溶性のステロイド剤」を血管に注射する「ステロイドパルス療法」を行うことにしました。
経過は良好で、1週間後には歩けるようになり、2週間後にはジャンプができるようになっていました。
ただし、「椎間板ヘルニア」のこのステージでは「内科」療法で80~90%治るものの
再発率が高いというデーターがあります。
「生活環境の改善」が必要ですね。
抱っこの仕方から床材まで
とにかく気をつけなければならないことが沢山あるので、
ベルちゃんが新しい生活に慣れるまで、いろいろ気苦労があると思いますががんばっていただきたいと思います。
今日は腰の状態も落ち着いてきたので
オーナー様の切望していた「トリミング」です。
きれいになりました。
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