伸び過ぎちゃいました

最近暑いですね。

小春どうぶつ病院　院長です

 

今日は先日来院された

「大介　ちゃん」のご紹介です。

大介ちゃんは最近食欲が落ちたことを主訴に来院されました。

以前にも麻酔をかけて歯を切ったことがあるという事で

お口の中を拝見してみると

明らかに伸びすぎてしまった歯がいくつか

そして何本かの歯は抜けてしまっていました。

 

歯の伸び方も切ってしまえる伸び方ではなく

『削って』短くしなければならない状態でした。

６歳と、ちょっと麻酔が心配な時期にさしかかってきていたため

事前に血液の検査とレントゲンの検査を実施しました。

血液検査的には特に問題は見られなかったものの

レントゲン検査では『歯根』が明らかに伸びすぎてしまっている

ことが確認されました。

左目の涙と目やにもおそらくは

この歯根からのものでしょう。 

 

 

 

麻酔をかけて伸びた歯を削り

しばらくすると

牧草を食べ始めました。

大介ちゃんはもともと

あまり牧草は好きではないらしく

ほとんど食べませんと

いうお話でした。

歯が伸びすぎてしまっている原因のひとつとして

咀嚼回数の不足が考えられます。

抜けた歯のかみ合わせの部分はどうしても伸びてきてしまいますが、

これからはなるべく歯が伸びすぎないように

草をいっぱい食べる練習を頑張っていくことになりました。

 

ウサギさんの歯は伸び続けていきます。

適切なご飯を食べないと上手く削れず

伸びすぎてしまうケースがほとんどです。

なるべくたくさんの牧草と

少々のペレットフードで健康なお口の維持を頑張りましょう。

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