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うさぎさんも [予防]

お久しぶりです

小春院長です。

ココ最近ずいぶんと冷え込んできましたね。

今朝なんかは水溜りがキレイに凍ってました。

本格的に冬ですね。

今年はあまり【秋】を感じなかったような気がします。


今日は先日『去勢手術』を受けた「ミー ちゃん」

のご紹介です。


mi-.jpg連れて来られてしまいました

mi-2.jpg手術

mi-3.jpg頑張るぞ

mi-4.jpgmi-5.jpg

ガス麻酔をかけています

ちょっと不安そうですね

 

今回、術式は「クローズドメソッド」と呼ばれる方式で行いました。

結紮に使う糸はモノフィラメント吸収糸というものです。

この種類の糸はしばらくすると体に吸収されるため、

体内に残ってしまう非吸収糸よりも

近年では使われるケースが増えてきています。

 

mi-6.jpg手術直後です

mi-7.jpg早く帰りたそうですね

mi-8.jpg右側の陰嚢が少し腫れてきました

ウサギさんの虚勢手術は「鞘膜」を同時に結紮しない場合

後々「ヘルニア」を起こす場合があるため

当院では陰嚢から鞘膜を剥がします。

そのため、ウサギさんの術後はしばらく陰嚢が腫れてしまう事が多いです

 

 

mi-9.jpgmi-10.jpg

手術後しばらくたっての陰部です


ミーちゃんは強い子で、術後も食欲も落ちることもなく

術部も気にしなかったとのことでした。

手術後3日での検診ですでに腫れもひいていました

 

mi-11.jpgお耳掃除の跡で

mi-12.jpgちょっと疲れました


垂れミミのロップイヤーさん達は耳が悪くなりやすいため、

出来たら定期的な耳掃除やチェックをしていただくといいと思います。

特に汚れやすいのは「換毛期」ですね

 たまに見ていただくといいと思います。


ミーちゃんも次の換毛期にはまたお耳のチェックに

元気な姿を拝見できるとうれしいですね。


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袋には届かなかった… [予防]

お久しぶりです 小春院長です。

更新が滞っております。


今日はトイプードルの「タク ちゃん」のご紹介です。

taku7.jpgtaku8.jpg

病院に来てちょっと不安そうですね


タクちゃんを最初に拝見したのは「足を捻ったようで痛そう」と

夜間診療にいらっしゃった時で、

そのときには「虚勢済み」なんだろうと思っていました。

次に「お耳の赤味」で来院された際に

去勢手術は受けておらず、獣医さんにはお腹の中に睾丸が有るんだ

と言われているとのことでした。

よくよく触ってみると、皮膚の下に睾丸らしきものが二つ触知できます。

ハッキリとしたことは言えないが恐らくは「皮下陰睾」でしょうと。

オーナー様も「いつかは手術と考えていたんです。」

と仰るので具体的に手術のお話を進めていきました。


術前検査として血液検査を行うと、

2歳という若さながらALTという肝臓の値が正常値の

4倍ほどに成っていました。

食生活について聞いてみるとジャーキー等も食べているということもわかり、

ジャーキーの禁止と肝臓のお薬の投薬を開始しました。

2週間の投薬と食生活の改善で、手術当日には肝臓の値は正常範囲より

「ちょっと高い」くらいまで落ち着いてきていたことから

点滴をしながら全身麻酔下の手術を行うことに成りました。


 麻酔下で確認してみてもやはり皮膚の下に睾丸が有るようでした。

taku3.3.jpg

今回は睾丸の場所が陰嚢の近くまでおりてきていることもあり、

皮膚の切開箇所は一カ所で行うことができました。

taku.jpgtaku2.jpg

手術直後はさすがに痛そうですね 


 手術後に入院室でお迎えを待っている間は

何となく陰部に違和感が有るようでなかなか寝付けない様子でした。

taku4.jpgtaku5.jpg

 お迎えを待っています。麻酔からの覚醒も速やかでした。


術後の経過もよく

一週間後の再診時には抜糸も済み

すっきりです。

taku6.jpg抜糸しました


今後もしばらくの間は肝臓の投薬を続けていただくこととし、

また後日血液の再検査をしながらお薬をやめていくようになります。

タクちゃんのように「精巣」が「陰嚢」まで降りてこなかったものを

「潜在精巣または陰睾」というのですが、両方とも陰睾の場合は

造精機能が無いため繁殖は出来ません。

さらにこれらの精巣は将来的に「腫瘍」になるケースが多いのです。

腫瘍化すると大きくなってしまうので、

傷口が大きくなってしまうことはもちろん

多くの場合は高齢になってから腫瘍化してくるために『麻酔』のリスクが

上がってしまいます。

病気になる前に予防的に手術をする。

若いうちに麻酔をかける。

事を当院ではお勧めしています。

繁殖する予定が無い場合は精巣に問題の無い子でも

去勢手術をするメリットのほうが大きいため基本的にはお勧めしています。

詳しくはご相談下さい。


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大きく育つと… [予防]

まだまだ(;´д`)ゞ アチィー!!ですね

小春院長です。


家の近くは桜の木の葉っぱが結構食べられてしまって悲惨な状況になっています。

虫さんたちはまだまだ元気いっぱいな時期ですね。


そんな中、先日節足動物つながりで

ダニさんが当院に来院されました。

huu2.jpghuu3.jpg

こんな感じです。


ワンちゃんのお耳に喰らいついて一晩くらいは血を吸っていたのでしょう

おなかが丸々と大きくなっています。


 もうそろそろおなかかが膨れて卵を産むために落ちるところなのでしょうが、

お家の中で卵を生まれても困るというオーナー様の訴えから

ダニを取らせていただきました。


huu.jpg

とった後はこのようにチョット痛そうな感じです。


ダニやノミは血を吸うときに物理的に「刺す」という刺激も与えますが、

吸血時に体内に入ってくる「分泌物」などの刺激も加わります。

反応が大きいワンちゃんやネコちゃんでは全身性に湿疹が出来てしまう事もあります。

その他、血液の病気を媒介することも…。


なんにせよ、刺させないことが肝心ですので

当院ではノミ・ダニの予防薬をお勧めしています。

詳しくはご相談ください。


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助成金 [予防]

小春どうぶつ病院 院長です

避妊・虚勢をお考えの方

助成金のご案内です。

joseikin1.jpg

社団法人 日本動物福祉協会より

石川県在住の方の避妊・虚勢手術に対して助成金が出ます。

『捨て犬・捨て猫防止キャンペーン』です。

ただし、抽選です。

女の子は1万円  男の子は5千円助成されます。

応募方法は葉書を

〒141-0031

東京都品川区西五反田8-1-8 中村屋ビル4階

社団法人 日本動物福祉協会「捨て犬・捨て猫防止キャンペーン係」

まで郵送していただきます。

記載内容は

1.依頼者の氏名(フリガナ)

2.郵便番号・住所

3.電話番号

4.動物の種類(犬・猫)

5.動物の性別

6.動物の品種

7.動物の年齢や月例(推定)

8.動物の入手先

9.動物の健康状態

10.動物の呼び名

を明記してください。

応募期限は11月5日まで

当選者には葉書でお知らせが行きます。

その葉書を当院に手術時にお持ちいただければ

署名、捺印いたします。 

わからないことがある方は

日本動物福祉協会 03-5740-8856

までお問い合わせください。


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院内セミナー [予防]

小春どうぶつ病院 院長です

 すっきりしない天気が多いですね…。

県内含め各地で水害が多発しています。

異常気象ですかね?

しかし、最近はチョット不都合なことが起こるとすぐに異常気象

って言葉が出てきてしまいますが、

観測し始めてからはこれまでなかったというだけで

それほどに異常なんだろうか??

っと思ってしまうこともあります。


こんなときはイベントもインドアに限る

っと言うことで

当院では先日院内セミナーをやってもらいました。


KS3.jpg隠し撮りです

KS4.jpgバレマシタ


テーマは『栄養管理』

今回の講師は[Royal Canin]を取り扱っている『共立製薬』さんです。

KS2.jpg

KS.jpgカメラ目線いただきました。


第一回目の今回は手始めに犬と猫の必要な栄養素など

最も基本的なところをやっていただきました。

これからもシリーズとしてそれぞれの疾患別にセミナーをしていただく予定です。

次回は『皮膚疾患の栄養管理』

この時期には気になる皮膚についてです。


一通りの講習が終わったころにはスタッフ一同

皆様のお役に立てる

『フードアドバイザー』、『フードソムリエ』

なスタッフに育っているに違いありません。


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いぬ 避妊  乳歯遺残 [予防]

こんばんわ

小春どうぶつ病院 院長です

今日は先日「避妊手術」を行った「イルマ ちゃん」のご紹介です。

iruma5.jpg

イルマちゃんは生後約6ヶ月になる女の子で、将来的な病気の予防などを考えて「初回発情」の来る前に避妊手術を行うことになりました。

iruma4.jpg

ちょっと不安そうな表情ですね

当院では避妊手術をする場合には「卵巣摘出手術」か

「卵巣・子宮全摘出手術」かどちらの術式を選択するのかをオーナー様に決めて頂いています。

それぞれいい面・悪い面がありますのでその辺は事前にご説明させて頂き、手術当日に「術式」を聞くという形です。

今回は「卵巣・子宮全摘出手術」を行うことになりました。

iruma6.jpg

手術台の上でちょっと緊張しています。

イルマちゃんは以前から乳歯、特に上顎の犬歯が2本ともグラつきもなくしっかり生えているため、「抜歯」をお勧めしていました。

今回術前の身体検査でもこの乳歯は自然には抜けなさそうなため、

iruma7.jpg

全身麻酔をかける機会は早々あるものではないこと、乳歯が残っていると歯並びが悪くなることから「乳歯抜歯」を強くお勧めさせて頂き、同時に行うことになりました。

麻酔状態も問題なく、手術は無事に終了。

iruma1.jpgちょっと痛々しいですが…

iruma2.jpg歯が抜けてスッキリです

iruma3.jpg乳歯の「歯根」はしっかりと残っていました


「術前鎮痛」と「術後鎮痛」のおかげか麻酔から覚醒後も痛がる様子もなく、

その日の夜にはしっかりと「排尿」も出来ました。


最近増えてきている「トイ種」などの小型犬種ではイルマちゃんのような

「乳歯遺残」があるケースが結構あります。

これは特に命にかかわるとかそういう重大な病気ではないのですが、「歯列」が悪くなるため、時には「かみ合わせ」が悪くなったり

「歯」の当たり所によっては「歯肉」に食い込むようなこともあるため、

早めの抜歯を行ったほうが良いケースが多いのです。


まだ乳歯が残っている方はご検討してみてはいかがでしょうか?

 


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ネコ 虚勢 [予防]

小春どうぶつ病院 院長です

今日はあいにくの「」ですね。

こんな日はネコちゃんもお家でゆっくりなんでしょうか?


今日は先日「虚勢手術」をした「オジィ ちゃん」のご紹介をしたいと思います。

「オジィ ちゃん」はちょっと大柄で、おっとりとした性格のネコちゃんです。

しかし、縄張り意識は高いらしく、雨にも負けず、風にも負けず、毎日のテリトリー巡回行はやめられません。

お外で「名誉の負傷」を作ってくることもシバシバ…。

オーナー様もお外に出すことをやめる決意をし、虚勢手術をすることになりました。


ojii4.jpg入院ケージ内(ちょっと不服そうです)


ojii3.jpgojii2.jpg手術後(お迎えを待っています)

ojii.jpg傷口 (鎮痛剤のおかげかまったく痛がる様子はありませんでした)


手術は問題なく無事に終わり、お迎えを待っている間はとっても暇そうにしていました。

鎮痛剤が効いたおかげか痛がる様子もまったくなく、傷口を気にするそぶりもありません。


動物は人間のように話すことができないため、痛みを訴えることがうまくできないことや、我慢強いことが多いために痛みに関して察知しにくいケースが多いです。

当院ではそのこの状態によって使えない場合を除き、「術前鎮痛」「術後鎮痛」をしっかり行うことにより、少しでも痛みを少なくする努力をしています。


手術を受けた子が自宅に帰ってくる


ということは飼い主様にとっても神経を使うことのひとつだと思います。

お家に帰ってきた子が痛がって寝れない、鳴いていると不安になってしまいますよね。

痛みを完全になくすことは不可能ですが、少しでも過ごし易くしてあげるお手伝いができたらなぁと考えています。


痛くない手術というものがあると理想的なんですが……。

 

追記 ちなみに


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狂犬病予防 [予防]

3月も末だというのにまだまだ寒いですね。

もうすぐ4月とはなかなか実感できません。が

4月になり、年度が替わると三ヶ月齢以上のワンちゃんは来年度の狂犬病ワクチン接種 → 市町村への登録 を行わなくてはなりません。

市町村への狂犬病登録が済んでいる方はすでに狂犬病接種の「案内はがき」が届いているのではないでしょうか?

狂犬病の予防接種は

1. 市の行っている集合注射にいく

2. 動物病院に行く

という主に2つの方法で接種できます。

どちらかご都合に合わせてきちんと接種を行いましょう。

ただし、狂犬病もワクチン接種ですので、当日のワンちゃんの体調が悪いときに接種すると事故につながることがあります。

いつもより元気がない・便がゆるい・吐いているなど、体調の悪いときは接種を避け、体調のいいときに接種するようにしましょう。

当院でも狂犬病予防接種・登録・済票の発行が行えます。

狂犬病登録番号等が必要となりますので、葉書が届いている方はお持ちください。

お持ちいただけない場合は当院で登録が行えない場合がございます。

初めての登録の場合は元気な状態できていただければ手続きができます。


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フィラリアの予防について [予防]

フィラリアの話

皆さんもよく耳にされることの多い「フィラリア」

フィラリア心.jpg

この蟲について少し話をしたいと思います。

 

「フィラリア」は線虫という寄生虫の一種で

感染すると心臓に太い糸のような成虫が寄生します。

http://animal.ds-pharma.co.jp/movie/dog_fira_movie_dr/fira_movie_dr.html

これによって心臓内の血流が悪くなり、

重症化すると命の危険があります。

心臓にオスとメスが寄生すると「ミクロフィラリア」

と呼ばれる子虫を産みます。

この子供たちは血流に乗り全身に散っていきます。

指先や肝臓などの臓器の細い血管内に詰まったり悪さもします。

  

フィラリア予防薬とは何でしょうか?

ご存知ですか?

フィラリア予防薬とはフィラリアに感染するのを予防するお薬ではありません

感染したフィラリアの感染子虫を殺して親虫になる前にやっつけてしまうお薬です。

そのため予防薬の投薬期間が「蚊に刺される時期」から1~2ヶ月遅れているのです。

さらに、予防薬の効果は一ヶ月間持続するものではありません

飲んだ日に効果を発揮するだけなのです。

 フィラリア 2.1.jpg   フィラリア予防時期 1.jpg    

 フィラリア予防薬投薬前の検査の必要性は?

毎年決まった予防期間しっかり投薬していれば検査は必要ない?

答えはNoです。

前述の通り、予防薬はフィラリアを「殺す」お薬です。

もしもフィラリアに感染してしまっていたら…。

心臓には親虫が、体中には子虫がいます。

それらがいっぺんに死んでしまったら…。

軽くても「肺炎」、悪くすれば「ショック死」します。

ワンちゃんは頭のいい子たちが多く、飼い主さんのことをよく見ています。

クスリを飲んだ振りをしてこっそり吐き出していたら?

クスリは飲んだけど、たまたま腸管からの吸収が悪かったら?

何事もそうですが、100%の予防はありません

不幸な事故をなくすためにも、当院では毎年一回フィラリアの検査をお勧めしています。

  

フィラリアの時期に健康診断しませんか?

ワンちゃんは一年で人間の4~6歳分年をとります。

当院ではフィラリア検査と腎臓や肝臓の血液検査をセットにした「健康診断セット」ご用意しています。

年に一回この期に検査してみてはいかがでしょうか?

  

近年、ワンちゃんだけでなくネコちゃんでもフィラリアの感染報告があります。

ネコちゃんの心臓は一般的にワンちゃんのものよりも小さいためフィラリアの少数寄生でも症状が重篤化しやすいのです。

 

ネコちゃん・フェレットのフィラリア予防もご相談ください。

  

その他、健康診断セットご用意しております。

 
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